大好き！偉大なる大バカ野郎

2022年2月11日午前中に行われた「男子スノーボードハーフパイプ決勝」すごかったです！！

平野歩夢選手　金メダル！　おめでとう！！

この競技、感動して泣いてしまいました。

平野歩夢選手は
1回目、途中失敗
2回目、素晴らしい演技をするも、思いがけない低い得点で2位
3回目、2回目と変わらずハイクオリティの演技で堂々1位

2回目に滑り出す前の姿を見て「この子が金メダルだ」となぜか感じ、
「やっぱりスゴイ滑りだわー」と感心したにもかかわらず、え？という得点。

なにかが彼に意地悪をして更なるプレッシャーをかけ

「さあ、お前どうする？」

と言っているかのよう。

3回目、無難に滑れば2位は確定。
彼は守りで安全な技で来るのか、持てる技を披露すべく攻めてくるのか？

最終回の最終演技、彼は彼の持ち技を臆なくぶつけてきました！！
しかも力みも怒りもない、まさにゾーンに入っているという感じ。

これぞ最高の大バカ野郎！！やったー！！！　涙、涙です

もう一人スゴイと感じたのは、今大会で競技人生引退というショーン・ホワイト選手。
彼は今まで何度かの金メダルを取り、素晴らしい技術を披露しハーフパイプ界をけん引してきた選手だそう。

注目は彼はどう在る（滑る）のか。

彼はメダルを取りに行くのか？
彼の人生の演技を思う存分表現する滑りをするのか？

ウヒョー！　やっぱり、王者はやってくれるねー！！

彼は3回目途中失敗の演技になってしまったけれど、守りの滑りをすることはなかった。
彼は彼から繰り出されるの勇姿を見せてくれた。

泣いた　(´；ω；`)ｳｯ…

そして順位が決定し、その場を立ち去ろうとした平野選手のところにホワイト選手が駆け寄った。
肩を掴んで呼び止めハグをし、頭をなでた。
勇敢な愛おしい子を祝福する親のように。

ホワイト選手は平野歩夢選手の凄さをずっと知っていただろう。
今までその業界を牽引してきた真の実力を持つ王者から、次代の真の実力者への戴冠式のように見えた。

わたくし、スノーボードが雪を削る「ジャッ、シャー」って音が苦手で、身体の中からモゾモゾし鳥肌を立て、身もだえしながら見てましたが、それとは別の鳥肌、身悶えを感じた瞬間でした。

偉大なる大バカ野郎

平野歩夢選手、ショーン・ホワイト選手だけではない、どんな競技の選手たちも

「みんな大バカ野郎だ♡！」

オリンピックやパラリンピック、スポーツ競技を見る時いつも感じる畏敬の念。

スポーツにケガは付きもの。
どの競技も危険と隣り合わせ。
ケガをすることがあるに決まっている。
死に至ることだってある。

それだけではない。
スポーツに一切保証はない。

自分がどこまでできるかなんてわからない。
やっていることが認められるか認められないかなんてわからない。
人に応援されるかどうかもわからない。
勝つ保証も、上手くいく保証も、収入の保証もない。

始めたころはきっと周囲の反対もあっただろう。
「そんなわけのわからない危ないことはやめなさい」と。

スノーボードなんて比較的新しいスポーツだから、競技として取りざたされるかどうかもわからなかった種目だろう。それでもやってきた大バカ野郎の先人がいたから一つの競技種目になった。
ホワイト選手はそういう選手なのかもしれない。

「一切保証はない」

それはスポーツ業界に限ったことではない。
ビジネスの分野だろうが、芸術、精神性の分野だろうがみな同じ。

新しいこと、一般的でないことに反対は付きもの
そして保証は一切なし

23年前私が会社を辞めてセッションルームを開設した時も
「何それ、宗教？どんな人が来るのー？」
「そんなことやって大丈夫？」
「それで生活していけるの？」
そんなお言葉をたくさんいただいた。

「スティルネスサウンド」だって「透視リーディング」だって、フラワーエッセンスにかかわることだって、私の行っていることも同じように大バカなこと。

「クリスタルボウルと言えばわかりやすいのになんでわざわざスティルネスサウンド？聴いてどうなんの？」
「占いとどう違うの？占いって言っちゃえば？」
「なんで外国人エッセンスプロデューサーをいろいろ連れて行ったりするの？」
「坐禅してなんになるの？」
「無料でメルマガして収入になるの？それでやっていけるの？」

違うんです。

言葉にして言えなくても
表面的に上手くいっていなくても
身銭をきることになっても
何の徳になるかわからないことであっても

突き動かされて
それでもそれをやるんです

命を賭けて

私もバカ野郎です。

「なんでそんなことしてるの？」と人は言う。

他の人にとっては意味のないことかもしれない。
危険極まりないことかもしれない。

しかし、それがその人がする大事なことなのだ。

大バカ野郎とは
命を賭けてそれに向き合っている人

理解されないかもしれない
潰されるかもしれない
騙されるかもしれない
ケガをしたら終わりかもしれない
収入がなければ食べていけないかもしれない
死と隣り合わせなのだから
恐れだってある